資産1500万円。 一歩ずつ積み上げてきたこの数字は、私にとって一つの大きな節目となりました。
このくらいの資産規模になると、周囲からは「そろそろ良い車に乗れば?」「一生モノの時計を買ったら?」という声も聞こえてきます。確かに、少し背伸びをすれば手の届く距離にそれらはあります。
しかし、私はあえてそれらを選びません。 今回は、資産形成のプロを目指すFPの視点、そして二人の息子を持つ父親としての視点から、「買えるけれど、買わない理由」を整理してみました。
1. 資産を「守り」から「攻め」に転換する時期だから
1500万円という元本は、資産運用の効率が劇的に変わるフェーズです。
仮に500万円の高級車を購入したとします。これは単なる「500万円の支出」ではありません。もしその500万円を年利5%で運用し続けていれば、20年後には約1,300万円に化けていた可能性があります。
- 機会損失の視点: 今、目の前の「モノ」に支払うお金は、将来の「自由」を買うためのお金でもあります。
- 維持費のリアル: 高級品は「買う時」だけでなく「持っている間」もお金を奪います。高い保険料やメンテナンス費用。それをオルカン(インデックス投資)に回せば、目標とする資産5,000万円への到達スピードは一段と加速します。
2. 「今しか買えない時間」があるから
私が何より大切にしたいのは、「家族と過ごす豊かな時間」です。
3歳と0歳の息子たち。彼らが「パパ、遊ぼう!」と駆け寄ってくれる時間は、人生において驚くほど短いものです。高級車のシートに座る満足感よりも、子供たちと一緒に公園へ行き、泥だらけになって遊び、たまに少し贅沢な家族旅行で思い出を作る。そのために迷わずお金を使える自分でいたいのです。
- 思い出は複利で増える: 子供の頃の楽しい記憶は、大人になっても色褪せない心の資産になります。
- 「今」を犠牲にしない: 将来のために節約しすぎるのではなく、家族の笑顔に繋がる支出には惜しみなく投資する。これが、私がたどり着いたお金との付き合い方です。
3. 「所有」よりも「選択肢」を愛しているから
高級時計を身につけることで得られる高揚感も、素晴らしいものだと思います。しかし私にとっての最高の贅沢は、「選択の自由」を持っているという感覚です。
資産があることで、「もしもの時も家族を守れる」「子供の教育に選択肢を与えられる」「嫌な仕事にしがみつかなくていい」という精神的な余裕が生まれます。
形のある「モノ」を所有する満足感よりも、形のない「安心感」や「自由」を保有していること。それが私のQOL(生活の質)を最も高めてくれます。
【大切にしたいこと】価値観に「正解」はない
ここで一つ強調しておきたいのは、高級車や高級時計を楽しんでいる方を否定するつもりは全くない、ということです。
車が仕事の活力になる人もいれば、時計を資産として戦略的に保有している人もいます。お金の使い道に絶対的な正解はありません。
大事なのは、「誰かにどう見られるか(見栄)」ではなく「自分がどうありたいか(価値観)」で決めること。 私の場合は、たまたまそれが「家族との時間」と「将来の経済的自由」だった、というだけのことです。
まとめ:1500万円は、人生をデザインするスタートライン
資産1500万円を達成して見えてきたのは、物欲の解放ではなく、「自分にとって本当に大切なものは何か」という再確認でした。
私の目標は資産5,000万円。 これからも家族の笑顔を羅針盤に、一歩ずつ、楽しみながら資産形成を続けていこうと思います。
皆さんは、手に入れた資産でどんな「未来」を描きますか?


